人気トレーナーになるための邪道な方法
- 教宜 武内
- 2017年9月12日
- 読了時間: 3分

私は知識・技術をウリにしている
「職人系のトレーナー」ではなく、
ビジネスを戦略的に考えながら
トレーナーとして活動をしている。
(もちろん体のことも勉強している)
時には
私より筋トレスキルに長けた
職人系のトレーナーよりも
セッション数が多かったり、
売上げが多いこともある。
そんな中、
同業者から私の働き方について
「邪道だ」といわれたことがある。
(法に触れることはしていない)
たとえば集客。
私はネットを使って日々情報を発信し、
そこから見込み客を集めている。
私のブログには12000人の読者がいる。
そこで発信するのが一番有効な集客だ。
しかし、
あるスポーツクラブの店長から
「ブログなんて邪道だ」といわれた。
なぜかスポーツクラブでは
駅前でティッシュ配りをしたり、
店頭で声かけをするのが王道らしい。
私にはよく理解できない。
筋トレに興味がない通行人に
ティッシュやチラシを配るより、
私に興味を持ってくれている
12000人の読者さんに向けて
告知した方がよっぽど集客になる。
たとえばレッスン内容。
私はしゃべるのが上手ではない。
その代わりに
エクササイズを動画で撮影したり、
パワポで資料にまとめて配布したり、
365日メール対応を可能にしている。
下手くそな指導かもしれないが、
お客さんの理解度を優先しているので
しゃべりの上手さよりも
アフターフォローに力を入れている。
トレーニング方法もそう。
私は加圧トレーニングを行っている。
私には手首の古傷があり、
バーベルを握れない。
だけど加圧トレーニングなら
1kgや2kgのダンベルでも
十分に追い込むことができる。
ベンチが40kgしか上がらなくても
一定レベルのボディーメイクはできる。
私は24歳で独立し、
28歳で自分のお店をオープンした。
ジムの先輩達からは
「お前にはまだはやい」
「そんなレベルじゃないだろ」
とも言われた。
経験の浅い若手トレーナーが
独立をするというのは
邪道のようだ。
だけどパニック障害の私には、
就職をするという選択肢はない。
トレーナーをやめるか、
バイトのまま続けるか、
自分でやっていくかの3択。
私は自分でやっていくことを選んだ。
邪道・王道というのは
その人の価値観にしかすぎない。
スポーツでも同じだと思う。
私はサッカー経験者。
昔から背が低かった私は、
背が高い相手に勝つ方法を
いつも考えていた。
まともにぶつかり合ったらはじき返される。
だから足元のテクニックを磨いた。
サッカーの練習よりも
フットサルの練習に時間を割いた。
足元でボールをこねたり、
リフティングならそれなりに自信がある。
どんなにフィジカルを鍛えても
180㎝の選手を相手に
高さでは勝てないとわかっているから
別の戦い方を見つける。
他人から見ると邪道でも、
自分で納得して行動しているのなら
胸を張って堂々としていればいい。
私はいつもそう考えている。
トレーナーの働き方は1つではない。
自分の描く理想の働き方や、
お客様の喜ばせ方を考えてみてほしい。
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