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月収2160円のトレーナーが12年目を迎える今、思うこと


明日、2月28日で

トレーナー歴12年目になる。

明日はスポーツの専門学校で

スポーツ学生を対象に

トレーニングの授業をしてくる。

今でこそ、学校の講師など

トレーナー以外の仕事も

いただけるようになったが、

私の過去最低月収は2160円。

(1080円の体験レッスンが2件)

コンビニのアルバイトでも

2~3時間働けば稼げる金額。

それを月30日働いても

たった2160円しか稼げなかった。

なかなか仕事がもらえず

1日100円生活をして、

毎日ふりかけご飯を

食べていた時期もある。

今はありがたいことに

普通の生活ができるくらいの

収入は得られている。

お財布を気にせずに

好きなランチを食べることができる。

11年活動してきて

今感じているのは、

仕事を得ている人の裏には

仕事を失っている人もいる

ということ。

イス取りゲームのような感じ。

誰かが笑えば、誰かが泣く。

たとえば本の出版。

私は去年、本を2冊出版した。

本を書いてみてわかったのは

本当に大変な仕事。

ものすごく時間と労力がかかる。

編集者の方たちに話を伺うと

原稿をちゃんと最後まで

書き上げることができない著者も多いらしい。

私は無事に出版までたどり着けたが、

それでも私が本を出した裏には

出版したくてもできない人がいる。

この事実を忘れてはいけない。

たとえば

漫画家、小説家、

作家を目指している人。

出版を夢見て努力しているけど

まだ実現していない人もたくさんいる。

執筆が本業ではない私が出版し、

それを生業としている人が

悔しい思いをしていることもある。

誰かが夢を掴めば、

誰かの夢は遠のく。

だから私はその人の分まで

与えられた仕事は

精一杯行なうようにしている。

スポーツで考えるとわかりやすい。

野球なら9人、バスケなら5人、

サッカーなら11人と

試合に出れる人数は決まっている。

レギュラーになった人は、

スタメン落ちして悔しい思いを

している人のことを忘れてはいけない。

受験も就活も同じ。

大学受験に合格したり、

内定を取った人の裏には

不合格になっている人もいる。

それなのに

簡単に学校をやめたり

会社をやめてしまう人も多い。

自分が今当たり前のように

仕事にしていることの裏には

やりたくてもやれない人が

存在しているということを

忘れないように心掛けたい。

好きな仕事ができていることを

当たり前だと思わず、

月収2160円の頃の気持ちを忘れずに、

1日1日を大切に過ごしたい。


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